SevenColors Columnでは、ママに役立つトピックスを発信します!
授乳中におすすめの飲み物

赤ちゃんを授かったその日から、ママは食べ物をはじめ飲み物にとても気を遣いますね。
授乳中も、妊娠中と同様にアルコールを控えたりするのはもちろんのこと、
カフェインが入ったものや香料・甘味料が多く入った清涼飲料水なども飲む量に気をつけたりします。
特に分かりづらいのがカフェインの含有。一体どれが安心して飲んでもよいの!?
今回のコラムでは、「妊娠・授乳中におすすめの飲み物」についてご紹介いたします。

 ハーブティ
香りによるリラックス効果も期待できるハーブティ。色々な種類があり効能もさまざまです。
ハーブティにはカフェインを含むものがあります。
ノンカフェインのハーブティの中にも、
子宮の収縮を促す作用や、子宮を刺激したり、母乳の分泌を抑制したりする作用があるものもあり、妊娠中・授乳時期の摂取には作用を知ってから摂取する必要がありそうです。
そんな多種多様なハーブティで安心して飲んでいただけるノンカフェインハーブティの中でもおすすめをご紹介いたします。

●ルイボスティ
アフリカの一部の地域でのみ栽培できる針葉樹「ルイボス」の枝や葉を発酵し乾燥させたもので、
昨今ではプレママからルイボスティを愛飲という程定番化しつつあります。
紅茶の様に赤い色をしており、癖や苦みがなく爽やかな味わいで飲みやすいお茶です。
マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルがバランス良く含まれている上に、 活性酸素を除去する抗酸化作用のあるケルセチンも含有。
ノンカフェイン・ノンカロリーで安心してゴクゴク飲めて、飲みやすく上記の様なすぐれた栄養成分も一緒に摂れることが魅力です。

●タンポポ茶
タンポポが原料のお茶です。 味は若干苦みがあり、香ばしい香りがします。
麦茶など慣れた味に比べると独特な飲み口ですが、黒豆などをブレンドし飲みやすく改良されたものもあります。
妊娠中・授乳中にかけて不足しがちなミネラルやビタミンを豊富に含んでおり、ホルモンバランスを整え、血液の流れをよくする効果があり、冷え性・むくみの改善、血圧をさげる、母乳の出が良くなるなど、ママにうれしい効能があります。

●麦茶
麦茶はスーパーでも気軽に買えて比較的安価、夏の暑い季節の定番の飲み物になっており妊娠前から愛飲している方も多いではないでしょうか。
水でもお湯でも抽出できる麦茶は麦の香ばしい素朴な香りが美味で、年齢性別関係なく家族で飲めるのも人気の理由です。
ほとんどは、カフェイン・保存料・甘味料が無添加で、妊娠中や授乳中のママも安心して飲めます。 (麦茶の色が付きやすい様にカフェインが含まれている場合があります。原材料の部分に”大麦”または”ハトムギ”の記載があればカフェインは含まれていませんので原材料をチェックして選びましょう)

麦茶にはミネラルやビタミンなどの栄養が含まれている以外にも、
麦茶の香ばしい匂いの成分であるアルキルピラジンには血液をサラサラにする効果があり、
また胃の粘膜を保護する作用、抗酸化作用もあると言われ
定番、お手軽、ノンカフェイン以外にもおすすめしたい理由が満載のヘルシー飲料です。
麦茶の原材料の大麦には身体を冷やす効果があるため、妊娠中や授乳中のママは常温や温めてから適量摂取するとよいでしょう。 麦の香りで素朴なリラックス感を味わえます。
 炭酸水
コーラやサイダーなどの炭酸を含む清涼飲料水が好きな方はたくさんいらっしゃると思います。
でも妊娠・授乳中は添加物や糖分などが気になりますよね。
あのシュワシュワした爽快感を味わうには「炭酸水」がおすすめです。 水と炭酸ガスのみで出来ている炭酸水であれば、心配になる余計な成分も入っていないので気兼ねなく飲めますね。
味がさみしいならレモンを絞れば、爽やかに飲めそうです。
つわりの時に炭酸水を飲んでげっぷをするとスッキリするという口コミもあります。
 デカフェ
妊娠・授乳中はカフェインの摂取量には気をつけたいものですが、
コーヒーはカフェイン含有のため毎朝一杯のコーヒーが習慣だった方も泣く泣くあきらめ、タンポポコーヒーなどの代替コーヒーに替えるという方も・・・
大好きなものをやめるというのは大変なストレス。 そんな方はデカフェを試されたらいかがでしょうか。
デカフェとはカフェインを取り除いたコーヒーの事です。
味や風味も普通のコーヒーとほぼ変わりはなくコーヒー好きにはたまらなく有り難いデカフェです。
カフェインがわずかに残っている場合が多い様ですが、かなり微量の為妊娠・授乳中の方も適量楽しめます。
カフェインを取り除く処理方法には主に3つあります。
①有機溶媒抽出・・・生豆に薬を通して除去する方法
(豆に薬が触れるということで安全面での不安の声が考慮がされ、現在日本では販売を禁止されています。)
②水抽出・・・生豆を水に浸しカフェインを含む水溶成分を抽出し、薬を通しカフェインを除去し、カフェインを除いたあとの水溶成分を再び生豆に戻す方法
(コストが低く比較的安全ですが風味が悪くなりがち)
③超臨界二酸化炭素抽出・・・超臨界流体の二酸化炭素でカフェインを抽出する方法
③の超臨界二酸化炭素抽出だけが薬を使わず二酸化炭素での処理で安心ですが、カフェインの抽出に時間がかかる等処理コストが高めであり、結果商品価格も高めなものが多いようです。
そのためメーカーでも安全な超臨界二酸化炭素抽出をアピールしている為、特にカフェイン抽出方法の記載のないものは②の水抽出の可能性がありますので、確認してから購入するのがよさそうです。
また①の有機溶媒抽出は日本では販売禁止されていますが海外では用いられている処理方法のため、お土産などのデカフェは注意が必要となります。
カフェイン含有についての表記にはさまざまなものがあり、混同しがちです。
カフェインが全く含まれていないものは「カフェインゼロ」「ノンカフェイン」だけです。
「カフェインレス」「ローカフェイン」、また「デカフェ」は少しカフェインが含まれています。




ノンカフェインの飲み物は刺激が少なく飽きてしまいがちですが、色々な種類をローテーションして飲めば 味の変化も出てストレスが少なく、カフェインの摂取をおさえられますね。
朝の一杯はデカフェ、食事時はルイボスティ、スカッとしたい時は炭酸水など自分のお気に入りのパターンを見つけてみてはどうでしょうか?
この機会に今まで飲んだことない新しい飲み物・飲み方に挑戦するもの楽しいですね。